複雑形状の中子(なかご)

中子とは

通常の型は鋳物表面しか形成されないため、中空構造の鋳物を作る場合には中子が必要になります。
中子は専用の砂を鋳物内部の形状に固めて作ったものです。

中子型をセットした状態で型合わせし、この状態で鋳造すると中子を挟み込んだ鋳物ができあがります。
最後に中子を崩して取り除けば中空構造の鋳物が完成します。

アルミ鋳物 中子

アスザックの中子の特徴

・φ10㎜の細い形状から100キロを超える大きな中子に対応できる。
・曲面や複雑な形状も対応できる。
・中子の型もアスザックグループ内で設計・製作を行う為、コスト・納期・利便性に優れる。
・多品種少量に対応する為、手作業で製作を行っている。1個2個でも必要な分だけしか作成しないのでムダがない。
・熱崩壊性の粘結剤を使用している為、製品形状へのダメージが少ない。

などが挙げられます。

アルミ鋳物 中子   

特に形状に関しては、中子の崩壊容易性などを考えて設計出来るので、より難易度の高い形状を取り扱えます。
従ってお客様は自由な形状設計が出来ます。
コストメリットを提案出来るような設計サービスの充実も、アスザックの特徴の1つです。

複雑形状の中子

近年、鋳物という金属の熔解加工技術が再評価され、技術力の高い鋳物業者へのニーズは高まっています。
鋳物を利用するメリットは大きく3つあります。

1. 多くの曲面形状を安価に再現できる。(機械で加工すると時間がかかりコストがかかる)
2. 研削でムダになる部分がないので材料費の削減になる。
3. 中子を使用できる為、複雑な内部形状を持つ一体部品を作成できる。(研削では刃の入る部分しか加工できない)

アルミ鋳物 中子 
アルミ鋳物 中子
一般的に中子は金型で作られます(シェルモールド)。
この方法は金型と加圧圧縮機が必要になり、中子のイニシャルコストが高く、少量生産に不向きで、また中子を貼り付けて組み合わせる様な品物にも向きません。
アスザックの場合は中子型は樹脂製で安く、形状変更も容易です。

独自の技術で多数パーツの中子型も手軽に使えます。

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